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    2006

06.20

広島の昔話3

定期的に昔話を更新しておかないと、忘れそうなので(ぉ

今回のお話は、タコにまつわるお話です。
昔は瀬戸内海にも不思議な生き物が住んでいたようです。
漁村には、今でもこの不思議な生き物にまつわる話が伝わっています。

「長浜のタコ退治」

昔、長浜の海岸で漁師が網を手入れしていた時です。
海からこっそりと音も立てず、とても大きなタコが現れました。
そして、突然漁師に襲いかかり、海へと引きずって行ったのです。

「おおい、助けてくれーー!!」

助けを呼ぶ声もむなしく、そのまま海に引きずり込まれ、とうとう食われてしまいました。
近くの山からこれを見ていた若者が、
「こりゃあいけん、なんとかせにゃあ。仇を取っちゃるけえ」
と、大きな舟板を一枚、それに舟釘を八本(船を造る時に使う板と釘のこと。身近にあったとても丈夫なもの)用意することにしました。
そして、タコが現れた海岸で、タコをまつことにしました。

しばらくして、音も無く海からタコが現れました。
狙いはあの若者です。
前と同じく、八本の足で若者を襲います。
しかし、前回とは勝手が違います。
若者は素早く身をよじって、タコの攻撃をかわし、タコの足を舟板に打ち付けました。
そして足を八本全て舟板に打ち付けることに成功。
ついにタコを生け捕りにしたのです。

昔はこのようなオオダコが瀬戸内に住み着いていて、よく人が襲われる話があったそうです。
今の瀬戸内にはこのようなオオダコは確認されませんが、もしかしたら、どこかにまだ眠っているのかもしれません。

でもそんなに大きなタコなら、食べ応えがあっただろうなあ…と思ったのでした(笑)
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広島の民話・昔話
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